良いB級テイスト。でも邦題に偽りあり(ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター、Don't Kill It)
2020-06-15
2016年に公開されたアメリカ制作の映画です。
あらすじ
ミシシッピー州の田舎町で連続して猟奇殺人事件が発生する。FBI捜査官のピアスが捜査を開始するが、そこに事件の真相を知るという男ウッドリーが現れる。殺人事件は悪霊の仕業で、憑りつかれた人間が次々と人を殺していると言う。二人は協力し事件を追っていく。
邦題からゾンビが出てくるものと思っていたのですが、ゾンビは一切出てきません。ゾンビって死体が動くものだと思っているのですけど、劇中では人が死んでしまうとその死体が動くことはありません。どうしてゾンビ・ハンターという名前が付いたのかわかりません。
原題は「Don’t Kill It」で殺すなという意味です。この映画に出てくるのは悪霊です。悪霊が人間に憑りついて人を殺しまくります。悪霊に憑りつかれている人間を殺すと殺した人間に悪霊が憑りつくので、原題にあるように悪霊に憑りつかれている人を殺さないように捕らえるというのがポイントになります。
コメディホラーという分類で、序盤から人がバンバン死んでいきます。しかも死に方がグロい。老若男女問わず容赦なしです。主人公のドルフ・ラングレン演じるジェバダイア・ウッドリーは悪霊の憑りつく特性を知っているのでゴム弾を打ち出す銃や動きを封じるネットを出す銃などを持っていますが人は殺しません。ですが、ドルフ・ラングレン以外の人間がバンバン人を殺しているのがシュールです。集会所のシーンは映画「キングスマン」の教会のシーンを思い出しました。
FBI捜査官のイヴリン・ピアスを演じたクリスティーナ・クリーブも凛とした感じが出ていてよかったと思います。署長は人がいいだけの人だったと感じました。財布を忘れたり車のキーを忘れたりとおちゃめなところもあるのですが、退場の仕方が突然すぎます。登場人物が次から次へと死んでいき、シリアスさがなくコメディ感が強いです。これがコメディホラーかと感じました。
ラストの落ちも含め全体的にB級感が漂っているのですが、設定も面白いしテンポもいいのでサクッと見れます。ただし全編を通してスプラッターというかゴア表現が多いので、グロいのが苦手な方は視聴を控えた方がいいと思います。
邦題に関してドルフ・ラングレンの名前を入れる必要性を感じませんでしたし、ゾンビ・ハンターというタイトルも不満です。