西国三十三所巡り その10(二十八番札所成相寺)

2020-08-31

お盆を過ぎ八月も終わりというのに暑さがまだまだ続いています。お寺は山にあることも多く、参拝だけで汗がたくさんかきます。そんな中ひんやりと冷えたお堂で仏様に手を合わせると清涼感とともに澄んだ気持ちになるような気がします。今回参る成相寺も山の中腹にあり、眼下に天橋立が一望できる絶景の地です。

第二十八番 成相山 成相寺

704年に文武天皇の勅願寺として真応上人が創建したと伝えられています。ご本尊は聖観世音菩薩です。聖観音立像は秘仏で33年に一度開扉で2005年に開扉されています。

お寺の由来として、真応上人が雪深い山で修行中に食料がなくなり本尊に祈ったところ、お堂の外に傷ついた鹿が倒れているのに気づきました。鹿の腿を削いで鍋にして食べ飢えをしのいだのですが、本尊の腿が削れていました。鹿の腿だと思っていたものが聖観世音菩薩の腿で、身代わりとして命を救ってくれたことから身代わり観音とも呼ばれています。このことから願い事が成り合う寺、成合(相)寺と名付けられたそうです。

他にも見どころがあり、京都府指定有形文化財の本堂はもちろんのこと、五重塔や撞かずの鐘、弁天山展望台にパノラマ展望所、本堂内陣にある「真向(まむき)の龍」(撮影可能)の彫刻などがあります。

五重塔は鎌倉時代の建築様式を再現して1998年に完成した木造の塔です。完成してから時間が経っていないだけに色合いが鮮やかですが、五重塔だけあって下から見上げると迫力があります。

弁天山展望台は歩いて移動できる距離にありますが、パノラマ展望所は歩きでの移動はお勧めできません。急勾配なうえ、看板によると第一駐車場から車で5分、2kmと記載があります。車で行く場合も途中で大きな減速帯があるので車高が低い車で行くのはしんどいかもしれません。それほど速度を出していないけれど、道中は何回もドライブレコーダーが反応しました。個人的にはパノラマ展望所よりも弁天山展望台の方が感動しました。程よい距離感というのでしょうか、パノラマ展望台からでは高さがある分距離が遠く感じてしまいました。感覚的なものですが…。パノラマ展望所の標高は500mです。

パノラマ展望所にはカフェがあります。土・日・祝日の10時から16までの営業(12月中旬から3月中旬までは積雪のため休業)です。飲み物と和菓子やケーキなどを販売してありました。外が暑かったので、景色を見ながらお茶で一息入れられたのは良かったです。イラストレーターBUNBUN氏とコラボした絵馬も販売していました。その絵馬は境内に結構奉られていましたね。

今回も車で移動しました。ナビで設定する時は丹後郷土資料館で設定した方が良いそうです。成相寺で設定してしまうと通行止めの丹後縦貫林道に案内されることがあるそうです。丹後郷土資料館からは看板もありますしほぼ一本道でした。駐車場に入る前に入山料大人500円、中高生200円を支払います。入山料なので車で行っても一人につき料金がかかります。駐車場代はないようです。

西国三十三所で最北端になる成相寺の冬は積雪量が多いようです。道が広いというわけでもないので、冬に車で行かれる際は注意をしてください。