西国三十三所巡り その15(二番札所紀三井寺)

2020-10-05

今回は紀三井寺に参拝してきました。車で移動していると駐車場がどうしても必要になります。駐車場から境内に行く道が正規ルートと違う場所も多々あります。初めて行く土地では土地勘が分からず、駐車場から案内に従って本堂に向かったら意図せずショートカットしてしまうということが度々あります。今回の紀三井寺もそのパターンで、楼門や結縁坂の231段あるという石段にも上らずじまいでした。事前に軽く調べていくのですが、さすがにすべての情報を網羅できないので、一度と言わず何回も参拝して知っていくのが良いのかもしれません。

第二番 紀三井山 金剛宝寺護国院

770年に唐僧の為光上人が名草山から発せられる光をたどり千手観世音菩薩を感得しました。そして自ら十一面観世音菩薩を彫り、その中に胎内仏として千手観世音菩薩を納め草堂に安置したのが始まりと言われています。ご本尊は十一面観世音菩薩です。ご本尊は秘仏で50年に一度の御開帳となっています。2020年は開創1250年になり、期間限定(2020.3.18~6.28、2020.9.20~12.20)で秘仏を拝観することができます。拝観料は大人1000円、小・中学生と障害者手帳持参者及び介護者一名は500円です。

これは絶好の機会と思い拝観させて頂いたのですが、ご本尊である十一面観世音菩薩像の隣に千手観世音菩薩像が並んで設置されています。千手観世音菩薩は胎内仏ですが、大きさは同じくらいですね。違う観世音菩薩が本尊同様に奉られているのは珍しいのではないでしょうか。どちらの像も木造で国の重要文化財に指定されています。二体の観世音菩薩像の手には紐が結ばれています。そこから紐が伸びており、触れるようになっています。それに触れた時なんとも言えないありがたい気持ちになりました。50年に一度の御開帳というと次は2070年になります。50年後には一人では行けそうにないので、期間中に機会があればもう一度参拝したいですね。

紀三井寺はご本尊以外に観世音菩薩像があります。高さ12メートルの千手観音立像があります。お寺では「大千手十一面観世音菩薩像」と呼んでいるそうです。こちらの観音像も木造ですが全面に金粉が貼られています。その大きさは圧巻です。お顔を近くで見たい場合は別料金(200円)を払って上の階に上って拝むことができます。

境内のあちらこちらで工事が行われていました。山上駐車場から昇れる予定のエレベーター工事のほかにも境内の片側の階段が工事中で使用できないところがありました。足元にはご注意を。

紀三井寺の名前があるように、こちらには三つの井戸があります。吉祥水(きっしょうすい)・清浄水(しょうじょうすい)・楊柳水(ようりゅうすい)という三つの井戸からは今も水が湧き出しているようです。今回は表参道を通らなかったので、三井水はもちろん結縁坂も見ていません。残念です。

入山料は大人200円、70歳以上と小・中学生は100円。今回は車で行ったのですが、裏参道側にお寺の駐車場が二か所あります。一か所はふもとの駐車場、もう一か所は山上駐車場です。ふもとの駐車場は本堂まで坂を歩いて7~8分です。山上駐車場は本堂まで2分程度です。駐車料金も別になっていてふもとの方は300円で、山上は700円です。受付で入山料とまとめて支払います。私はふもとの駐車場でよかったなと思いました。結縁坂のように231段も石段があるわけでもないので、登るのにそこまで苦労はしませんでした。