西国三十三所巡り その16(三番札所粉河寺)
2020-10-12
物事にはタイミングというものがあります。お寺の年間行事はもちろんですが、季節ごとの桜や紅葉の風物詩などはタイミングが合わないと見ることができません。10月17日から11月23日までは和歌山県立博物館で特別展「国宝粉河寺縁起と粉河寺の歴史」が開催されるそうです。入館料は一般830円、大学生520円です。今回は開催直前に参拝したので拝観することができませんでした。
タイミングが合わないと見ることができないものもありますが、常時見ることができるというものもあります。今回参拝した粉河寺では国の名勝に指定された枯山水の庭がいつでも見ることができます。大きな石の塊というか集まりというか、豪快に石段が組まれている光景は迫力があります。
第三番 風猛山 粉河寺

770年に猟師の大伴孔子古(おおとものくじこ)が山中に光る場所を見つけて創建しました。後日に孔子古の家に童男行者が訪ねて来て、一晩の宿を希望しました。童男行者は宿を借りたお礼にと一週間かけて等身の千手観音像を刻み立ち去りました。これが粉河寺の開創の由来です。ご本尊は千手千眼観世音菩薩です。ご本尊は絶対秘仏で公開された記録はありません。お前立ちの像も秘仏になっています。お前立ちの像は年に一度12月31日に僧籍にあるものが掃除のために開帳するだけで一般には公開されません。
ご本尊だけでなくお前立ちの像まで絶対秘仏ではありますが、見どころはたくさんあります。重要文化財に指定されている本堂もその一つです。西国三十三所の寺院の中でも最大級の大きさで屋根の形に特徴があります。他にも上記した枯山水の庭園や和歌山県の指定有形文化財である童男堂、1月8日のみ開帳される薬師堂やお釈迦様の足裏を象った仏足石などなど見応えがあります。童男堂では千手千眼観世音菩薩の化身である童男行者の像が奉られていますが、こちらも秘仏で年に一度御開帳されます。本堂内陣も拝観料(400円)を払うことで拝観することができます。二十八部衆像と風神雷神が安置されています。また、本堂裏手に障子の一か所だけを開けられた場所があり、そこからお前立ちである観音像を拝むことができるそうです。障子の隙間から必死に中を見たのですがよくはわかりませんでした。残念。


粉河寺へは、JR和歌山線「粉河」駅から徒歩10分程度です。専用の駐車場も用意されています。料金は500円で駐車場の前にあるお土産屋さんで料金を支払います。駐車場があちこちにありますが、大門をくぐって境内横の駐車場が一番近いと思います。100台停めれますし料金も市営の駐車場(510円)より安いです。