西国三十三所巡り その18(六番札所壺阪寺)
2020-10-26
今回からは奈良県のお寺を参ります。一つ目は壺阪寺こと南法華寺です。こちらのお寺は福祉にも力を入れているようで、日本で最初の養護盲老人ホームを設立したり、インドでハンセン病患者の救済活動を行ったりと、その活動は国内外に及んでいます。敷地内に老人ホームがありました。駐車場から入山受付に移動しようとすると目に入ってきます。
第六番 壺阪山 南法華寺
703年に壺阪山で修行をしていた弁基上人が愛用の水晶の壺に十一面千手観世音菩薩を感得しました。自ら観音像を刻み奉ったのが始まりです。ご本尊は十一面千手千眼観世音菩薩です。2020年10月10日から2020年12月6日まで壷阪観音お身拭い特別参拝を行っています。料金は500円です。係の人の説明を受けて手ぬぐいをもらい、その手ぬぐいでご本尊を拭くのですが、間近で見ると迫力があります。拭く場所は「膝から下を拭いてください」と説明を受けました。ご本尊の下側にある蓮を傷つけないようにかばんや装飾品は外した方がいいかもしれません。

境内に入る前から目に入る全長20mの大きな観音像もインパクトがあります。「天竺渡来大観音石像」と言うそうで、上記のインドでのハンセン病患者救済活動の返礼としてインド政府から贈られた石を使用したものだそうです。観音石像の他にも釈迦の入滅の姿を現した涅槃石像(8m)や大釈迦如来石像(5m)、全長50mある釈迦一代記など大きな石像や壁画があちこちにあります。他にも見どころは満載で、重要文化財に指定されている三重塔や七福神の石像、大きな手だけの石像などもあります。写真撮影がOKと至る所に書かれているのも珍しいと思いました。
入山受付をしたらスタンプラリーの紙を貰いました。壷阪寺内の石仏を巡るのですが、すべてをクリアすると入山受付でポストカードが貰えます。

壺阪寺は眼病封じのお寺としても有名で、毎年10月18日に眼鏡供養が行われています。全長3mのめがね供養観音なるものあります。2020年10月10日から2020年12月18日まで観音大めがねくぐりが開催されており、境内に全長20mの大観音石像のサイズに合わせて製作された「大めがね」が設置されています。

人形浄瑠璃や歌舞伎で行われる「壺坂霊験記」の舞台になっています。本堂横手の投身の谷と伝えられているところにお里澤市像が設置されています。昔は三十三所のお寺の話があって観音霊場記と言われていたようですが、長い時の中で断片的になったり失伝したりして、今では壷坂霊験記だけが残っているようです。
眼病予防のお寺だけあって目薬(1500円)を売っていたのにはびっくりしました。第3類医薬品だそうです。お守りや目薬はお取り寄せもできるようです。目薬に限らず、め煎餅や眼薬の木茶、柿飴などもネットでお取り寄せできます。ハイテクですね。
入山料は大人600円、17歳以下100円、5歳以下は無料です。駐車場が第一、第二を合わせて80台停められますが入り口は同じです。第一の方が入山受付に近いです。駐車料金は普通車500円です。山の上にあるので道は曲がりくねっていますが、舗装がされており道幅も狭くもないので運転は比較的楽でした。駅からバスも出ていますが平日は一時間に一本程度なので、車を選択できるなら車の方が良いと思います。