西国三十三所巡り その20(八番札所長谷寺)

2020-11-09

奈良県三つ目のお寺は長谷寺です。真言宗豊山派の大本山で、入り口に「総本山 長谷寺」と書かれた石柱が建てられています。こちらのお寺も前回紹介した岡寺と同じで「花の寺」と言われ桜や牡丹の名所として有名だそうです。参拝した時期が10月の終わり頃だったので、牡丹が咲いていないのはもちろん、紅葉も色づいていなかったのが残念です。

第八番 豊山 長谷寺

686年に道明上人が天武天皇の病気平癒を祈願して創建されました。その後727年に徳道上人が聖武天皇の勅を受けて十一面観世音菩薩を造り、現在の本堂付近に観音堂を建て安置して開山したといわれています。ご本尊は十一面観世音菩薩です。木造の十一面観音立像で重要文化財に指定されています。木造の仏像で高さ10mを超えており日本最大級です。「長谷寺式観音」と呼ばれており、右手に数珠とともに錫杖を持って左手に水瓶を持って方形の大磐石という台座に立っているのが特徴です。

2020年10月10日から2020年12月6日まで秋季本堂特別拝観を行っており、国宝である本堂に入ることができ、ご本尊である十一面観音のおみ足に直接触れてお参りすることができます。料金は1000円です。現在は春と秋の年2回開催しているそうです。10mを超える仏像を間近で見ると迫力があります。これが木造というのだから驚きです。室町時代に作成されたそうなのですが、その時代にこれだけの巨大なものを造るというのは信仰心のなせる業なのでしょうね。

ちなみに秋季特別寺宝展も毎年無料で公開されていたそうなのですが、今年は感染症対策のために中止となっていました。

「総本山 長谷寺」の石柱の横を通り階段を上った先に仁王門があります。その前の受付で入山料を払い、しおりをもらい境内の案内を受けました。今回は入山料・本堂特別拝観・大講堂特別拝観がセットになったチケットを1700円で購入しました。通常入山料は中学生以上500円、小学生250円です。受付を済ませ仁王門をくぐり、登廊(のぼりろう)を渡っていきます。登廊は重要文化財に指定され長谷寺の見どころの一つです。灯篭が吊るされ厳かな雰囲気が出ています。西国三十三所草創1300年の記念印にもなっています。

秋季本堂特別拝観と同じ期間の2020年10月10日から2020年12月6日まで大講堂特別拝観も行われており、重要文化財に指定されている本坊大講堂内に入ることができます。拝観料は500円です。「長谷寺縁起絵巻」も全巻公開されており、こちらは写真撮影もできます。

境内は広く参拝しながらざっと回るだけでも一時間以上かかってしまいます。見どころも満載でじっくり腰を据えてみて回ると半日は経つのではないのでしょうか。

長谷寺には専用の駐車場があり、料金は500円です。門前町が近く人通りもありますので、イベントや連休時などは混み合うことがあるかもしれません。周辺にも同じような料金での駐車場がありますので混雑時はそちらを検討するのも一考かと思います。