西国三十三所巡り その26(第十三番札所 石山寺)

2021-04-19

2021年に入りコロナの勢いも少しは減ってくのかもと思っていたのですが、全然そんなことはなく、むしろ変異して感染力を悪化させるという恐ろしいことに…。緊急事態宣言がやっと解除されたのに、一カ月も経たずに各地でまん延防止等重点措置が施行されました。今回参拝した石山寺を皮切りにして、残りのお寺も次々と参拝したいなと思っていた矢先のまん延防止措置です(泣)早く収束してもらいたいものです。

第十三番 石光山 石山寺

747年に聖武天皇の勅願により良弁(ろうべん)僧正が創建したといわれています。良弁僧正は聖武天皇から、東大寺の大仏建立に使用する黄金が不足しているので、黄金の産出を祈願するように命じられました。はじめは吉野の金峯山で祈願していたのですが、蔵王権現のお告げに従い石山の地に訪れ、岩の上に如意輪観音像を置いて祈願しました。すると程なくして陸奥国から黄金が産出されました。祈願が達成されたため、如意輪観音像を岩から移動させようとしましたが、動かすことができません。そのため如意輪観音像を覆うようにお堂を建てたのが始まりといわれています。ご本尊は如意輪観世音菩薩です。木造如意輪観音坐像は重要文化財に指定されています。如意輪観音像は六臂像(六本の手を持つ)が多いのですが、石山寺の如意輪観音像は二臂像です。秘仏となっています。日本で唯一、天皇の命により封印されており、石山寺では「日本唯一勅封観音」としています。御開帳は勅使によって行われます。原則として33年に一度、および天皇陛下のご即位の翌年にのみ御開帳されています。2020年に天皇陛下のご即位のため御開帳されていますが、33年毎の御開帳は2016年に行われているので次は2049年になります。

参道入り口には重要文化財に指定されている東大門があります。寺伝では1190年に源頼朝が寄進したといわれています。両脇には鎌倉時代に運慶・湛慶が作成したといわれる仁王像が祀られています。

東大門をくぐるとまっすぐな参道が延びています。参道の先に志納所があり、拝観料を支払うと入場できます。入場してすぐに木の棒に囲まれた石が置いてあります。比良明神影向石といって、良弁僧正が近江の地主である比良明神と出会った場所だそうです。向かいにはくぐり岩といって、ここをくぐると願いが叶うといわれているようです。お寺の案内にはパワースポットと書かれていました。

階段を上って本堂に行きます。本堂は滋賀県最古の木造建造物で国宝に指定されています。その横には紫式部が石山寺で源氏物語を執筆したことから「紫式部源氏の間」というのが作られ、執筆している紫式部をイメージした人形が置かれています。

本堂を過ぎてさらに階段を上ると、多宝塔が見えてきます。こちらも日本最古の多宝塔で国宝に指定されています。本堂と同じく源頼朝が寄進したといわれています。中には重要文化財に指定されている大日如来像が安置されています。この他にも重要文化財に指定されている御影堂や蓮如堂などの建物や「安産の腰掛石」や紫式部像など、まだまだ見どころがたくさんあります。

石山寺は「花の寺」といわれています。境内に三つの梅園があり、2月から3月にかけて「石山寺 梅つくし」という催しが開かれるそうです。3月から4月にかけては桜、4月からはツツジ、夏にはアヤメや花菖蒲、秋は紅葉、冬はサザンカと四季折々の花が楽しめます。

拝観時間は午前8時~16時30分(最終入山16時)です。拝観料は中学生以上600円、小学生250円になります。本堂内陣の拝観料は中学生以上500円、小学生250円になります。今回も車で行きました。専用駐車場があり、料金は乗用車が600円になります。石山寺の門前には駐車場がなく、少し離れたところに車を停めてから石山寺まで歩いていきます。誘導の人がいるのですぐに気づきます。東大門までは歩くのですが時間は数分ほどです。門前店舗を見て歩いていたら、すぐに着きました。