西国三十三所巡り その28(第十二番札所 岩間寺)

2021-07-13

今回は滋賀県と京都府の県境にある岩間寺こと正法寺に参拝しました。このお寺は俳人である松尾芭蕉と縁があるそうで、本堂横にある池で「古池や 蛙飛びこむ 水の音」という句を詠んだといわれています。そこから「芭蕉の池」と呼ばれています。

第十二番 岩間山 正法寺

722年に泰澄(たいちょう)大師が創建しました。元正天皇の勅命により、寺院建立の地を探して岩間山を訪れた時に桂の大木に出会います。その木から千手陀羅尼(お経)が聞こえてきたため、その桂の木で千手観音像を彫ったといわれています。ご本尊は千手観世音菩薩です。泰澄大師が桂の木で彫った千手観音像の胎内に元正天皇の念持仏であった像が納められていました。ですが現在は泰澄大師が彫った千手観音像は失われてしまい、念持仏である金銅製の千手観音像が残りました。秘仏となっており御開帳は不定期です。直近では2009年の花山法皇一千年忌を記念した時に御開帳されています。

この観音様は毎日日没とともに厨子を抜けだし地獄を駆けめぐり、苦しんでいる人々を救済し、夜明け前に汗びっしょりになって帰ってくるとの言い伝えから「汗かき観音」と呼ばれています。

このお寺は「雷除け」としても有名です。伽藍建立の際に雷が度々落ちて伽藍が消失することが続き泰澄大師は困りました。大師が自身の法力で雷神を封じ込め、なぜ何度も落ちるのかと尋ねたところ、雷神は「泰澄の弟子になりたい」といい、弟子にするかわりに雷の災いを及ぼさないよう約束したことから「雷除け観音」とも呼ばれるそうです。この雷神は。水が乏しかった岩間寺のために自らの爪で井戸を掘ったといわれています。「雷神爪掘湧泉」と呼ばれ、白姫竜神の石碑の後ろの道を下ったところから池に降りることができます。どこかから水が湧き出しているのでしょうが見つけることはできませんでした。少し前に新しい雷神像が祀られたそうです。このコロナ騒ぎであまり日の目を見てないのではないかなと思います。

駐車場からの道を下るとすぐに、ぼけ封じの観音様と仏足石が見えます。さらに下ると黒い仁王像がお出迎えしてくれます。こちらのお寺は山門がなく仁王像が直立ちです。その間を潜り抜けると大師堂や不動堂、本堂があります。

納経受付時間が9時から16時30分までです。入山料は一人500円です。本堂で納経する時に一緒に料金を支払いました。駐車場は無料です。お寺のホームページでは駐車可能台数は40台と書いていますが、そんなにも停められない気がします。毎月17日に法要があるので、その日は無料のシャトルバスが運行しています。ホームページには毎月17日は駐車場がバス専用になりますとの但し書きもありますので注意してください。山の中腹にあるため道幅は大きくありませんので離合も大変だと思いますので日にちか移動手段を選んだ方がいいかもしれません。