西国三十三所巡り その29(第三十一番札所 長命寺)
2021-10-29
ふと西国三十三所のホームページを見ると、草創1300年記念行事が2023(令和5)年3月31日まで延長になっています。延長されたことによりゆとりをもって参拝することができます。四回目の緊急事態宣言も解除されたので、今回は琵琶湖の畔にある長命寺に参拝しました。この辺りは冬になると雪が積もるということなので、早めの参拝を計画していましました。緊急事態宣言が繰り返され参拝が先延ばしになっていましたが、冬までに参拝することができました。
第三十一番 姨綺耶山 長命寺

619年に聖徳太子が創建したといわれています。3世紀後半から4世紀初頭の景行天皇の時代、武内宿禰(たけのうちのすくね)がこの山の柳の巨木に長寿を祈願したところ、300歳以上も長生きし、六代の天皇に仕えたといわれています。その後、聖徳太子がこの山を訪れ、武内宿禰が祈願した柳の木に感銘を受けていたところ、白髪の老人が現れ、この霊木で仏を刻みこの地に安置するよう告げたといいます。聖徳太子自ら、この柳の木で千手観音・十一面観音・聖観音の三尊像を刻み伽藍を建立。武内宿禰の長寿にあやかり「長命寺」としました。ご本尊は千手十一面聖観世音菩薩です。千手観音、十一面観音、聖観音の三尊一体となっており、国の重要文化財に指定されています。秘仏となっており、次回の御開帳は未定です。直近では2009年に花山法皇の一千年忌を記念して御開帳されました。1948年以来、61年ぶりだそうです。

長命寺という名前の通り長寿が御利益であり、「健康長寿の観音さん」と書かれた石碑も置かれています。長命寺バス停から本堂までは808段の石段があります。所要時間が30分程度です。自信のない方は車で行ける山上駐車場があります。八合目あたりになるそうで、そこから本堂までは100段ほどなのでそちらを利用してもいいかと思います。ただし、途中に道幅が狭くなり離合困難な場所があるので注意が必要です。ちなみに駐車場代は無料です。

石段を登りきったら右側に三重塔があります。1524(慶長2)年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。全面丹塗りの重厚感のある建物でした。
左側に本堂があり、こちらも国の重要文化財に指定されています。1516(永正13)年に伽藍が焼失後、1597(大永4)年に再建されたものだそうです。
西国三十三所草創1300年記念として、2021年10月17日~31日の期間に本堂内陣の特別拝観が予定されています。9時30分~16時までです。特別拝観料が500円となります。
拝観時間、納経受付時間共に8時から17時までです。入山料は無料です。
琵琶湖の畔という事もあり、境内から琵琶湖が一望できます。